【Introduction of Iwakura 103】Visit・Photo:2018.5.26/Write:2018.8.16
□分類:奇岩(非イワクラ)
□信仰状況:祭祀されていない
□岩石の形状:石単体
□備考:諏訪七石の一つ
□住所:長野県諏訪市中洲
□緯度経度:35°59'56.21"N 138°07'07.20"E
(googleに入力すれば場所が表示されます)
長野県諏訪市に諏訪七石と呼ばれる岩石群があります。
その一つが「蛙石」または「甲石」です。この「蛙石」は諏訪上社本宮に存在することになっています。拝殿の奥の神居にあるという文献もありますが、よくわかりません。
『諏訪大社上社古図』にも「硯石」、「沓石」、「御座石」が描かれていますが「蛙石」は見当たりません。替わりに蓮池の側に「ヲカケ石」が描かれています。この蓮池の「ヲカケ石」は写真の石だと思いますが、蛙に見えるので、この石が「蛙石」ではないかと推測します。
蛙と言えば、上社本宮では元日の朝に蛙狩神事が行われます。
御手洗川の川底から蛙を捕らえて、矢で蛙を射抜き、生贄として神前に捧げる神事です。この神事は、蛇に憑依したミシャグジ神に蛙を贄として捧げているもので、諏訪に残る生贄の風習の一例と考えられます。
この蛙石は祀られていませんので、蛙に似た奇岩に分類しました。
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