026 愛媛県 伯方島の鉾山石神

【Introduction of Iwakura 26】Visit・Photo:2013.9.21 /Original:2014.2.16 / Write:2022.8.20


□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:石組

□備考:人工物、周辺に岩石群 


□住所:愛媛県今治市伯方町有津

□緯度経度:34°12'44.62"N 133°05'12.42"E

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伯方島の鉾山(ほこさん)は、伯方島の最高峰です(304メートル)。非常に美しい正三角形の山で、その容姿から「鉾山(宝股山)」と呼ばれており、神奈備山と考えて良いでしょう。

その頂上に2メートルほどの高さの石組みが存在しています。

北側から見ると階段状の石組みですが、南側から見ると複雑に組み合わされ、その空間の中に石像が置かれています。もちろん石像は後から置かれたものです。

いうまでもなく、自然物ではなく人工的に組み合わされた石組みで、アート作品のようなその様相から古代人の感性がびんびんと伝わってきます。

現在は、石鎚神社が祭祀されていますが、祭祀の詳細は不明ですので、岩石信仰に分類しました。

5月には、高井神社より大蛇が伯方島に渡ってきて鉾山に入るという伝承が残っています。

この石組の周辺からは、多数の土器破片や石鏃・石斧が採集されており、2004年に伯方町指定文化財(史跡)に登録されました。

 

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