094 岡山県 正儀の宇賀神社の岩石群

【Introduction of Iwakura 94】


□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)

□信仰状況:祭祀されていないが信仰の形跡あり

□岩石の形状:巨岩組

□備考:


□住所:岡山県東区正儀

□緯度経度:34°36'07.76"N 134°03'40.48"E

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岡山県東区の正儀(まさき)に宇賀神社という神社があります。創建は不明です。

1909年に妹岡八幡宮に合祀されてましたが、村民の要望によって元の土地に戻ってきたようです。

宇賀神は、とぐろを巻いた蛇の体に人の頭をした姿で表現され、中世に登場しましたが、その出自は不明です。その後、弁才天と習合して、宇賀弁才天となります。この宇賀神社も昭和の初期頃には弁天様と呼ばれていたらしく、民間の七福神信仰の影響を受けたといえるでしょう。もちろん弁才天は日本の神様ではなく、ヒンドゥー教のサラスヴァティー女神を由来としています。

一方、宇賀神社という社名から倉稲魂命を御祭神としていると考えることもできます。Introduction of Iwakura 93で述べたように、正儀が秦氏の居住地ならば、秦伊侶具の伏見稲荷の御祭神である倉稲魂命を正儀に祀ったとしても不思議はありません。また、秦氏の神社ならば岩石を祭祀している可能性が高くなります。

神社は小高い丘の上に建っており、神社の裏は巨岩に覆われています。

岩に向かって祠が置かれ、岩石を祭祀しているように思えますが、詳しい状況はわかりませんので、岩石信仰として分類しました。

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