101 岡山県 東片岡の素戔嗚神社の磐座

【Introduction of Iwakura 101】


□分類:磐座(狭義の磐座)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:巨岩群

□備考:社殿は無い


□住所:岡山県岡山市東区東片岡

□緯度経度:34°36'40.47"N 134°05'18.87"E

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岡山市東区の東片岡の小山に妹岡(せおか)八幡宮が鎮座しています。

1186年に石清水八幡宮から勧請された神社で、源平合戦に登場する片岡常春に因む神社でもあります。一時期、近隣の神社が合祀されたこともあり、このあたりの中心的な神社です。妹岡八幡宮の北300メートルの所にもう一つの小山があり、昔は2つの山は2つの島でした。その山の頂上には巨岩群があります。この巨岩群には「素戔嗚神社」と彫られた岩が置かれていますが社殿はありません。この場所は、橋詰集落の人たちにより素戔嗚が祀られて氏神となっています。春には「おぎょん様」という祭が執り行なわれますが、これは祇園祭の転訛です。

この素戔嗚神社では、巨岩群を直接祀るという形式をとっており、過去には原始的な磐座祭祀が行われていたのではないかと推測します。また、妹岡八幡宮のある小山は、八幡宮が勧請される前には、素戔嗚神社の巨岩群の遥拝所であったのではないかと考えます。その名残でしょうか、妹岡八幡宮には遥拝所と称した石が数多く置かれています。

 

 

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