【Introduction of Iwakura 10】
□分類:石神(広義のイワクラ)
□信仰状況:民間に祭祀されている
□岩石の形状:巨岩単体、メンヒル(立石)
□備考:祟石、西島は私有地なので上陸するには許可が必要
□住所:兵庫県姫路市家島町真浦
□緯度経度:34°39'08.43"N 134°28'00.84"E
(googleに入力すれば場所が表示されます)
兵庫県家島諸島の西島は島全体が採石場となっており、大半は採掘されつくされています。一方、山の頂上に存在するコウナイの石から90メートルの範囲は採石禁止という島のルールがあるために、採石場が拡張できなくなっています。このようなルールができた理由は、コウナイの石が島の信仰対象となっていることだけでなく、この巨岩を破壊したり移動させようとした人が被った祟り話が数多く伝わっているからです。
石の下をこっそり掘ろうとした人が生き埋めになった。/石を切ろうとした人が、その日のうちに狂死した。/「コウナイの石は落とせ」と激をとばした直後、その人が所有する何百トンもの鋼船が真っ二つ割れて沈没した。などなど、古くからこの巨岩の祟りが伝えられています。
また、雨が降ると石が血の涙を流す。/石を写真に撮ると不思議な光が写る/病気が治った。/夜に方角がわからなくなった船が青白く光る光を目指して進むとコウナイの石に着いた。などオカルト的な話も枚挙にいとまがありません。この巨岩の持つ磁気異常や放射能が原因なのかもしれません。
コウナイの石は、高さ8メートル、周囲25メートル、500トンを超える巨岩です。数十年前までは、下半分が土に埋まっており貝や土器が出土したそうです。この巨岩は据えられたように見え、南側には南北に入った割れ目があり、西側の広場は列石で囲まれています。南西側には小さな石が、まるでコウナイの石のコントロール装置のように置かれています。
この巨岩を詳しく調査された医師の上野忠彦氏によるとシュメール文字が数多く彫られていると結論付けられていますが、筆者は数箇所の線刻を確認できただけでした。コウナイの石は日本最強の祟り石であり、その分類は石神となります。
※コウナイの石がある西島は、私有地であり許可無く上陸することはできません。
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