113 兵庫県 六甲比命神社岩石群の石組


【Introduction of Iwakura 113】


分類:岩石信仰(広義のイワクラ)

□信仰状況:民間に祭祀されている、ただし最近

□岩石の形状:石組、ケールン(石積)

□備考:2013年頃から祀られだした、周辺に仰臥岩、雲ヶ岩、心経岩及び六甲比命大善大神の磐座がある


□住所:兵庫県神戸市灘区六甲山町

□緯度経度:34°45'57.68"N 135°14'22.06"E

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六甲比命神社の周りには、名の付いた岩石群があります。山の頂上から麓に向かって仰臥岩、雲ヶ岩、六甲比命大善大神の磐座、心経岩と並んでいます。

その参道から少し離れた場所に、石が積みあがって不思議な光景が形成されています。最初は石垣のような石組が現れますが、その中心部は、まるで人の顔のような石組になっています。地質学者が見れば、花崗岩が節理に沿って割れて、その割れ目から風化が始まり、時間経過とともに石の間に隙間が生じた景観と判断するでしょう。筆者が不思議だと思うのは、まず節理で割れたとするなら非常に細かい割れ目が入ったことになります。また、花崗岩の節理は縦横に入ることが多いのですが、上部が大きく下部が小さい三角形の石があるため、斜めの割れ目も入らないとこの情景は自然に生まれません。特に上部は人の手が加わった可能性が残ります。さらに線刻のようなものも見つかっています。しかし、この石組に関して明確な人工の痕跡を見つけることはできていませんので人工物であるとの断定はできません。

なお、この石組は、六甲比命神社に瀬織津姫が祀られているという説で有名な大江幸久氏が発見され、2013年頃に教えていただきましたが、この石組に関する過去の記録は何処にもありません。自然岩石(非イワクラ)に分類するのが妥当かもしれませんが、いつ崩れてしまうかわかりませんので、記録としてイワクラ一覧に収録することにしました。

現在、大江幸久氏によって祀られていますので、岩石信仰に分類しました。

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