127 三重県 内宮の籾種石

【Introduction of Iwakura 127】


 □分類:非イワクラ

□信仰状況:祭祀されていない

□岩石の形状:岩単体

□備考:人工物


□住所:三重県伊勢市宇治館町

□緯度経度:34°27'16.8"N 136°43'28.9"E

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伊勢の内宮の西の御敷地の石積みの南西の角に大きな岩が置かれています。米粒の形をした2.5メートルほどの岩で、内宮の中に存在する岩石としては最も大きな部類でしょう。

飢饉の中、来年の籾種まで食べつくして岩を運んだので岩がお米になったという伝説が伝わっています。

実際は、1783年(1789年との説もある)に内宮の石垣を修繕するために楠部の村人が五十鈴川から運んだものです。1783年は、岩木山や浅間山が噴火し、天明の大飢饉と呼ばれた時期でしたので、苦しい生活の中でも大神のために大きな岩を力を合わせて移動させたのでしょう。村人達の大神への崇敬の深さを今に伝えている岩石です。

人々が思いを寄せた岩石ではありますが、祭祀とは関係がありませんので非イワクラに分類しました。 

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