128 三重県 内宮の御贄調舎の磐座

【Introduction of Iwakura 128】


 □分類:磐座(狭義の磐座)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:石単体

□備考:人工物

 


 

□住所:三重県伊勢市宇治館町

□緯度経度:34°27'14.363"N 136°43'30.446"E

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伊勢の内宮の御正宮に登る階段の下に御贄調舎(みにえちょうしゃ)があります。壁がない切妻の建物です。御贄調舎では、神事で天照大御神に供えられる鮑(あわび)を調理する儀式が行われます。昔は、五十鈴川の中に橋を掛けて、この儀式が行われてきましたが、明治時代以降は御贄調舎で行われています。

この御贄調舎の中に、石で四角に囲まれた中に小石を敷き詰めて中央に特徴的な形の石を置いた場所があります。この場所は、儀式のときに豊受大御神をお迎えして、権禰宜が忌刀を入れを行なうといわれています。豊受大御神は外宮の主神で、804年に書かれた『止由気宮儀式帳』によると、八咫鏡(天照大神)が伊勢に鎮座した後に、「丹波國の比沼の真奈井に坐せる御饌都神の等由気大神を我がもとに呼び寄せよ」との天照大神のお告げによって丹波から遷座されたことになっています。したがって、天照大御神に食事を捧げる儀式に、外宮の豊受大御神が関与しているのです。

この岩石は、明治以降に造られたものと考えられますが、豊受大御神を降臨させる岩石であることから磐座に分類しました。

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