158 愛媛県 興居島の磐神神社

【Introduction of Iwakura158】Visit:2014.10.25/ Photo:2014.10.25/ Write:2025.2.15


□分類:石神(広義のイワクラ)

□信仰状況:神社に祭祀されている。

□岩石の形状:巨岩単体

□備考:巨岩の下部の岩屋を祀っている。


 

□住所:愛媛県松山市門田町

□緯度経度:33°54'51.21"N 132°41'11.30"E

 

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愛媛県松山市の興居島に磐神神社が鎮座しています。

鳥居から階段を登った先に小屋が見えますが、そこが拝殿となっています。さらに登った先にある周囲35メートル高さ10メートルの巨岩が御神体です。巨大な岩石の下部の小さな岩屋に祠が置かれています。

御祭神は、磐長姫(いわながひめ)命です。大山祇神の娘で木花開耶姫の姉神にあたり、岩の永遠性を象徴した女神とされています。帆船の時代には、沖を通る船は、帆を半分降ろして供え物をして神社を拝んでいました。これを怠ると、風は止まって船が動かなくなったといいます。

また、この神社の社叢は、約70種類の植物の自然林となっており、1963年に松山市指定の天然記念物になっています。この自然林が残った理由は、御神体の岩に白蛇が住み、この森の木を切ると白蛇の祟りがある。という言い伝えがあったためと考えられています。筆者の経験から、こういった「祟り石」は、その岩石が重要なものなので、動かすな、壊すなというメッセージが込められている場合が多いです。

この磐神神社からは、対岸の白石の鼻巨石群の三つ石がくっきりと見えます。

白石の鼻巨石群の最近の研究では、興居島の稜線を利用して天体観測を行っていた可能性が示唆されていますので、この磐神神社の巨岩も関係があるかもしれません。

神社として祭祀されていますが、その詳細はわかりません。神社名が「磐神神社」であること、祟り石として扱われていることから石神に分類しました。

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