038 広島県 千光寺の鏡岩

【Introduction of Iwakura38】


□分類:通信利用のための岩石遺構(広義のイワクラ)

□信仰状況:祭祀されていない

□岩石の形状:巨岩単体 (巨岩に彫られた円形)

 □備考:人工物、玉の岩とセットで通信に用いられたと推測


□住所:広島県尾道市東土堂町

□緯度経度:34°24'39.50"N 133°11'54.91"E

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広島県尾道市の千光寺の本堂と大師堂の間に三角錐の玉の岩があり、その頂上部に電灯が載っていますが、昔は宝玉がはめてあり、夜になると光って行き交う船の安全を見守っていたと伝わります。さらに、近くに鏡岩があり、この玉の岩の明りまたは朝日を西國寺山頂のタンク岩に反射させたという伝説も残っていました。しかし、その鏡岩の所在はわからなくなっていて、鏡岩は伝説に過ぎないと考えられていました。

ところが、2000年に寺院の裏側の大松が枯れて手入れをしていたところ、玉の岩から北に30メートル離れた場所で、直径2メートルの円形のノミの跡が現れました。これが伝説の鏡岩でした。

鏡岩が実在したことにより、玉の岩の明りを用いて通信を行っていたという伝説の信憑性が高まりました。玉の岩と鏡岩は、古代の通信装置であった可能性があります。

 『イワクラ学初級編(平津豊、ともはつよし社、2016)』より

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