006 島根県 石宮神社の犬石

【Introduction of Iwakura 6】


□分類:石神(広義のイワクラ)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:岩単体

□備考: 周辺に岩石群


□住所:島根県松江市宍道町白石

□緯度経度:35°24'15.966"N 132°55'41.098"E

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 石宮神社は、大穴牟遅神を御祭神とする神社で、延喜式の宍道神社に比定される古社です。石宮神社には本殿が無く、拝殿の背後に犬石が置かれており、拝殿の後部の窓から犬石を拝することができます。

この形式から、石宮神社の御神体は、社殿背後の犬石であることがわかります。

また、鳥居の両脇にある2つの巨石が猪石と伝わっています。

『出雲国風土記』に次のような記述があります。

「宍道の郷、郡家の正西卅七里なり。天の下造らしし大神の命の追ひ給へる猪の像、南の山に二つあり。一つは長さ二丈七尺、高さ一丈、周り五丈七尺。一つは長さ二丈五尺、高さ八尺、周り四丈一尺なり。猪を追ふ犬の像は、長さ一丈、長さ四尺、周り一丈九尺なり。その形石と為れど、猪と犬に異なることなし。今に至るも猶ほ在り。故れ、宍道と云ふ。」

大国主が犬を使って猪狩りをしていました。その犬と二匹の猪が石となって南の山に残っています。その故事によって、この地を猪の道=シシジ=宍道と呼ぶようになりました。という内容で、地名説話となっています。

伝承から「石神」と考えられます。

 

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